ビックカメラSuicaカード 鉄道旅行好きなら持っておくべき一枚!?

クレジットカード
ワイ
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どうも、十代目てらいちです。

今回は、『ビックカメラSuicaカード』をレビューしていこうと思います。

実はこのカード、入れ替わりが激しい私の財布のクレジットカードの中で唯一学生時代から10年以上使用し続けている1枚だったりします。

家電量販店のビックカメラでの使いやすさや、何と言ってもJR東日本の鉄道を利用する際に物凄く強いビューカード共通の基本サービスを年1回以上利用すれば年会費無料で使えるという魅力があります。

先に結論から。

  • JR東日本の鉄道利用では間違いなく最強格。モバイルSuica還元率で他クレカに負ける場面もあるが、オートチャージやいつでも一定の還元率でチャージ出来るのが最大の魅力。
  • 乗り鉄の私から言わせてもらうと、鉄道旅行が好きなら最寄りにビックカメラが無くても作っていい1枚

それでは本題に入っていきましょう。

基本スペック

ビックカメラSuicaカード

  • 発行可能ブランド:JCB、VISA
  • 基本還元率:1.0%(JREポイント0.5%+ビックカメラポイント0.5%)※ビックカメラ及びJR東日本対象各施設以外で決済した場合、1,000円につきそれぞれ5ポイントずつ付与
  • 貯まるポイント:JREポイント・ビックポイント
  • モバイルSuicaへのチャージと、カードタイプのSuicaを含むオートチャージはJREポイントのみ1.5%還元
  • ビックカメラにて当カードでチャージしたSuicaで決済した場合、合計で最大11.5%還元(商品による)
  • えきねっとでの決済でJREポイントのみ3.5~8%還元モバイルSuica定期券、モバイルSuicaグリーン券購入で5%還元
  • 年会費:524円(初年度年会費無料、年1回以上の利用で翌年の年会費無料
  • 電子マネー機能:Suica
  • 付帯保険:国内旅行傷害保険(利用付帯/最高1000万円)、海外旅行傷害保険(利用付帯/最高500万円)
  • その他:東海道山陽新幹線のEX予約が利用可能(ビュー・エクスプレス特約)、他

正直、鉄道旅行好きだったら何も言わずにこれ作っとけ!と太鼓判を押せる1枚です。もちろんビックカメラユーザーモバイルSuicaユーザーでも作って間違いのない1枚ですが、このカードのポテンシャルを最大限に活かせるのは間違いなく、よく鉄道旅行に出掛ける方々ではないでしょうか。

ビューカードの中で唯一年会費実質無料で持てる1枚。他のビューカードと比べてデメリットがあるとすれば?

数あるビューカードの中でこのカードを選ぶ最大の特徴は何と言っても『初年度年会費無料、年1回以上1円以上の利用があれば翌年度の年会費が無料』という点にあると思います。

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最悪、年に1回モバイルSuicaに1,000円チャージすれば年会費を払わなくて済みます。

例えばビューカードのプロパーカード的な位置づけである『ビュー・スイカカード』は年会費524円が必ず発生、ビックカメラSuicaカードにない主な特典として『ビューサンクスボーナス』が最大5,250ポイントが貰えますが、年間150万円利用が付与条件なので、他のクレジットカード等と比較してもお世辞にもコスパのいいカードとは言えません。

但し、他のビューカードに出来てビックカメラSuicaカードに出来ない機能も存在します。

特に、カード本体を定期券として利用できないmastercardブランドが選べないビックカメラ以外のJR東日本駅ビル施設での還元率が普通、といった点が挙げられます。

他のビューカードはカード自体に定期券情報を書き込める機能が存在しますが、ビックカメラSuicaカードはその機能がオミットされています。

ただ、定期券についてはそもそも還元率の高いモバイルSuica定期券を使えば特に問題がありません。他のデメリットもJR東日本の駅ビルであまり買い物をしない人や、mastercardが必要ない方からすれば、あまりデメリットにならないかもしれませんね。

JREポイント・ビックポイントの付与ルールと出口戦略

JR東日本系列の対象施設やサービスとビックカメラ以外で決済を行った場合、ポイント付与条件は月間の利用額1,000円につき5JREポイント、5ビックポイントの計10ポイントです100~200円の利用毎にポイントが付与されるカードと比べると、毎月最大999円分機会損失する可能性がありますが、お会計毎ではない事を考えれば、大きなデメリットではないかもしれません。

JREポイントビックポイントですが、どちらも対象施設・サービスにて1ポイント1円で利用できます。

特にJREポイント1,000ポイントからSuicaへチャージすることも可能。モバイルSuicaへのチャージであれば、同アプリからその場ですぐにチャージすることも出来ます。使いやすい!

更に、距離や平日休日関係なく一律600ポイントで交換できるSuicaグリーン券や、4000円以上のルミネ商品券へ交換した場合更に高い還元率を狙う事も可能です。

ビックポイントについてはビックカメラでの買い物で使うのがほとんどになると思いますが、ビックカメラの場合、家電製品に限らず洗剤などの日用品やお酒、自転車やキャンプ用品など幅広い商品を取り扱っているのが魅力です。

ワイ
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私は毎朝飲んでいるプロテインの購入によく充てています

また、最寄りにビックカメラが無くても、ネット通販のビックカメラ.comでも1ポイント1円で使えます。

ビックカメラ.com | 家電・パソコン・日用品など何でも揃う ビックカメラの公式通販サイト
ビックカメラの通販サイトビックカメラ.com、人気のデジタル家電をはじめ、最新のアイテムが何でも揃います。安心の長期保証サービス、店舗在庫をネット上で確認、お近くの店舗で受取り申し込みもできます。

更に、JREポイントとビックポイントはお互いのポイントに交換することが可能です。JREポイント→ビックポイントの交換レートは1,000JREポイントにつき1,000ビックポイントです。

但し、逆のビックポイント→JREポイントの交換レートは1,500ビックポイントにつき1,000JREポイントと、交換レートが下がってしまいます。ビックポイントは出来る限りビックカメラでの利用手段を考えたいですね。

ポイントの使いやすさとしては、どちらも使いやすい部類ではないでしょうか。

モバイルSuicaへのチャージ還元率1.5%を上回るチャージ手段は多々あれども

確かに、ガッチガチのポイ活民からすれば『いまどきモバSuiチャージでたった1.5%還元とか(笑)』と鼻で笑われてしまいそうです。

例えば三井住友ゴールドカードNL(マスターカードのみ)からauPAYにチャージして、auPAYアプリからモバイルSuicaにチャージすればVポイント最大1.5%+Pontaポイント0.5%で最大2.0%還元が狙えます。

他にもJCBカードでチャージしたファミペイを使ってファミリーマート店頭で1と5と0がつく日にバニラVISAを購入してそこからチャージして最大3.0%…などという手段も存在します。その差、なんと倍。

どちらにせよ手順がとにかく煩わしいですし、この界隈は変化が激しいのでいつ改悪されるかわからないという前提もありますが、こう見ると1.5%還元ってショボく見えてしまいますよね。

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エポスゴールドカードの選べるポイントアップショップからモバイルSuicaが外れたのも記憶に新しいですね。

ですが、どう頑張っても彼らに出来ない最大のメリットが存在します。それがオートチャージ』の存在です。

Suicaへのオートチャージはビューカードの特権です。

他にも、例えば三井住友ゴールドカードNLとauPAYを使ったルートは月5万円しか使えない、三井住友ゴールドカードNL側で年間100万円以上使った場合還元率が目減りしていく、などの制約が発生します。JCB+ファミペイルートも購入できる日があくまで1と5と0が付く日、という条件があります。

しかしビューカードであればいつでもどこでもモバイルSuicaへ還元率一律1.5%で、しかもオートチャージまできる、というメリットがあります。

上記のポイ活高還元ルートを使いつつ、規定金額をオーバーした際や、チャージし忘れて改札で止められてしまう事象を回避する用のサブカードとして作成する…というのもアリだと思います。

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私がまさに普段はauPAYルートを使いつつ、月5万円使い切ったときなどのチャージ用として愛用しています

ビックカメラでクレカ決済してもポイント付与率が下がらない、でも…

『ビックカメラでのお買い物でなんと最大11.5%還元!

…と謳っていますが。

こちらのポイント還元はよーく見ると、このカードを使ってオートチャージもしくはモバイルSuicaのチャージでJREポイント1.5%還ビックカメラでSuicaを使って決済した場合にもらえるビックポイント最大10%還元最大11.5%還元、という内訳。

このカードでビックカメラの決済をすれば11.5%還元という簡単な話しではないので注意。

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上述のJCBカードとファミペイを使ったルートなら最大13%還元です

更にこの決済方法最大のデメリットは、Suicaはチャージ上限が2万円までなので、2万円を超える決済には使えません。

家電製品といえば2万円を超える商品もたくさんあるので、その際はビックカメラSuicaカード本体の出番。

ビックカメラの場合、他社クレジットカードで決済するとビックポイントが2%下がって最大8%付与となります。しかし、現金かSuicaかビックカメラSuicaカードのクレジットカード機能で決済すると最大10%付与が狙えます。ビックポイント還元率が下がらない唯一のカードと言えますね。

しかし、例えば三井住友ゴールドカードNLであれば事前登録は必要になるものの、会員専用サイトの『ココイコ!』で事前登録すればVポイントの基本還元率0.5%に+0.5%上乗せする事が可能。もちろん100万円利用のボーナスを加味すれば実質+1%となり減少する2%を相殺することが可能。更にココイコ!のキャンペーンで金曜日に利用すれば更に+1%上乗せ出来る為、実質還元率最大11%を狙えます。

もちろん上記の方法は常時使えるものではないのでその点は劣ってしまいますが、カードによってはこのデメリットを相殺できるものもあるので、手持ちのカードの特典を再度確認してみるのも良いでしょう。

また他の家電量販店でも言える事ですが、ビックカメラのポイント還元率は商品によって変動します。例えば最新ゲーム機やiPhoneなどの超有名商品は還元率が1%まで下がります。

購入する商品によっては、他クレジットカードの利用を検討してもいいかもしれませんね。

やはりこのカード最大のメリットは鉄道利用

ここまで、『実は他カードに負けている部分』ばかり見てきましたが。

やはりこのカードの強みはJR東日本のチケット購入、特にえきねっとやモバイルSuicaなどのオンラインサービスの利用にあると思います。

以下はビューカード全体で言える事ですが、このカードはそんなビューカードの中で唯一年会費がかからない、という前提でお読みいただければと思います。

ビューカード全体のメリット JR東日本チケットのネット購入で高い還元率

えきねっとにてチケットレスサービスである新幹線eチケット在来線チケットレス特急券えきねっと上で予約時決済の際にビューカードを利用すると、発売金額に対してえきねっとでの既定のポイント還元と更に3%のポイントが加算されます。

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新幹線eチケットの場合、えきねっとでの既定ポイント還元率が2%なので、合計5%還元で新幹線に乗れます。在来線チケットレス特急券は対応している特急列車は限られますが、えきねっとでの既定ポイント還元率が5%なのでなんと合計8%還元になります。

もちろん、新幹線eチケットは指定席が一律200円引き在来線チケットレス特急券も一部対象外の列車はありますが100円引き、更にトク割を使えば最大30~35%割引で対象チケットを購入できます。ここへ更に上記のポイントが還元されるのは、非常に大きいですね。

えきねっと以外でも、モバイルSuica定期券購入やモバイルSuicaグリーン券にも、他決済手段で購入した際付与される2%に更に3%の加算され、合計5%のポイント還元となります。

但し、上記のポイント還元はあくまでネット上決済サービスに限った話しで、みどりの窓口や各駅設置の指定席券売機などで決済した場合はJREポイントのみの0.5%還元となってしまいますので注意が必要です。

ワイ
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最近みどりの窓口の閉鎖が相次いでますしねぇ

また、『ビュー・エクスプレス特約』として東海道・山陽新幹線のチケットレスサービス『EX予約』の入会対象カードにもなっています。

エクスプレス予約 新幹線の会員制ネット予約
エクスプレス予約は、東海道・山陽・九州新幹線をスムーズ&スピーディに一年中おトクなおねだんで利用できる、会員制のネット予約サービスです。

モバイルSuica会員登録が必須なのと、別途1,100円の年会費が発生しますが常時会員限定の割引料金がされており、例えば東京~新大阪間であれば年に2、3回程度東京~新大阪間の新幹線を片道乗車(1往復半)すれば元を取れる料金設定となっております。また、EX予約限定サービス『早特』を使えば更にお得に乗車が出来ます。東海道・山陽新幹線を定期的に利用する方は入会を検討してみてもいいかもしれません。

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以前はEX予約に入会できる数少ないカードでしたが、EX予約とプラスEXが統合され、さらにグリーンプログラムも終了したため、他の対象クレジットカードとの大きな差がなくなりました。

また、2023年10月以降EX予約の料金改定が実施されコスパは若干下がりましたが、早特を加味するとまだまだお得に使えるレベルではないでしょうか。

但し、ビューカードで申し込みを行うと、他カードに比べて乗車の際に使う会員証のデザインが若干ダサいので、このデザインが気に入らない方は御本家であるJR東海エクスプレス・カードや、プラスEX会員で申し込み可能である三井住友カードなどの他対象カードからの申し込みを考えてもいいかもしれません。

モバイルSuicaと紐づけてしまえば会員証を持ち歩かなくて済むので、あまり関係ないんですけどね。

ワイ
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知人は『近所の病院の診察券みたい』とか言ってました(笑)

ちなみにお持ちのカードが対象カードかどうかはJR東海公式サイトのカードナビから確認できます。

※エクスプレス予約については今後、別記事でまとめたいと思います。

また、国内・海外旅行傷害保険も使えます。利用付帯なので、このカードで決済した乗車券等での旅行中、募集型企画旅行参加中、宿泊先にて発生した場合に対象となります。国内が最大1000万円、海外が最大500万円と、保障金額については他カードに比べると劣るかもしれませんが、何かと鉄道系の決済で使う機会が多くなると思うので、有事の際には利用しましょう。

但し、Suicaチャージ残高による利用、定期券、回数券、入場券の場合は対象にならないなどの細かい条件もあるので、利用の際はこちらを確認してください。

ワイ
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定期券や入場券だと、明らかに旅行じゃありませんもんね。

ここまで鉄道利用関係のサービスが充実していると、JR東日本エリア以外にお住まいでも鉄道旅行をよくされる方なら、全国各地で交通系IC対応店舗等で使えるモバイルSuicaへのチャージ用として作成しても十分恩恵を受けられるのではないでしょうか。

まとめ ビックカメラSuicaカードの総評

ほとんどビューカード全体で使える機能の紹介となってしまいましたが、言い方を変えると年会費実質無料でビューカードの基本特典を享受出来る唯一のカード、という評価になります。

昨今のポイ活界隈ではモバイルSuicaへのチャージ還元率が数字だけ見れば負けているようにも見えますが、回りくどい条件なしでいつでも1.5%還元、しかもオートチャージも利用出来て改札をストレスフリーに通過できる、と考えれば全然選択肢に入ります。ポイ活ガチ勢の方でも緊急時用のサブカードとして作成するのは全然アリではないでしょうか。

加えて、引き合いによく各社の実質年会費無料のゴールドカードと比較されますが、ビックカメラSuicaカードなら高校生を除く満18歳以上なら作成出来るという入会条件のハードルの低さも魅力的です。

ワイ
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私もこのクレカは学生時代に作りました。

また、やはり鉄道利用では強いです。JRの新幹線などのきっぷをえきねっとで決済する用、モバイルSuica定期券を決済する用の1枚として作っても良いですし、東海道・山陽新幹線のEX予約にも入会できるので、鉄道決済用クレジットカードと割り切った使い方も良いと思います。

新生活を始められる際、家電製品や定期券など何かと入用だと思いますが、そんな方こそ発行を検討されてみてはいかがでしょうか。


以上となります。

当ブログでは旅行と節約備忘録と題して、旅行記や、実際に使っているクレジットカードや格安SIMなどの実体験に基づくレビュー等々も書いていければと思いますので、良ければまた見に来てください。

それでは。

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