どうも、十代目てらいちです。
今回は、三井住友カードゴールドナンバーレスを1年間使ってみたレビューを書きたいと思います。
最近の価格.comさんのクレカランキングでは常に上位に居る、もはや昨今のクレカ界隈やポイ活界隈では知らない人が居ないのではないか?という知名度と人気を誇る1枚。
また、2024年4月にTポイントと合併した新Vポイントを貯められる1枚ということで、これから作成を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事の実際に使ってみた感想など、これから作成を検討されている方の参考になれば幸いです。
先に結論から
結論
- あくまでも万民向けではないが、毎年100万円の年間利用額が見込めるならまず間違いのない1枚。ただし、年間100万円以上利用すると還元率が目減りしていくクセの強い1枚でもある。
- コンビニや飲食店での最大7%還元はやはり便利。oliveアカウント作成でさらに高還元。
- SBI証券で新NISAをするなら絶対に欲しい1枚。出来れば毎年100万円のカード利用を維持したいところ。
- 現状、初めてのゴールドカードにぶっちぎりでオススメ。
私、人生初のゴールドカードが当カードとなりました。
それでは本題に入っていきましょう。
基本スペック
- 発行可能ブランド:VISA、Mastercard
- 基本還元率:0.5%
- 貯まるポイント:Vポイント
- 年間100万円利用で継続利用特典10,000Vポイント付与。
- セブンイレブンなどのコンビニ、サイゼリヤなどの飲食店にてスマホのタッチ決済利用で7%還元。
- SBI証券での投信積立で、昨年度のポイント利用に応じてポイント還元(0~1.0%)
- 年会費:5,500円(年間利用100万円達成で翌年度以降年会費永年無料)
- 電子マネー機能:タッチ決済
- 付帯保険:国内・海外旅行傷害保険(最大2,000万円、利用付帯)、お買物安心保険(動産総合保険)(最大300万円)、他選べる無料保険多数
- その他:対象の空港ラウンジ利用可能など
カードデザインがとにかく斬新。なんとこのカードは表面にも裏面にもカード番号・有効期限・セキュリティーコードの記載がありません。裏面に名前は記載されていますが、カード番号はスマホのアプリ『Vpassアプリ』もしくは三井住友カード公式サイトにログインしないと確認が出来ません。カードを落としてしまった際など安心です。
最近のクレジットカードのスタンダードになりつつありますね
そして、何と言ってもゴールドカードでありながら、年間100万円利用の条件を一度でも達成すれば年会費永年無料で持てるのが最大のメリット。ただし初年度は年会費5,500円がどうしても発生してしまう点だけ注意。
なお、キャンペーンを利用したりポイントサイト経由で年会費以上のキャッシュバックを得られる事もあるので、タイミングを見計らって作成しても良いかもしれません。
もしくは一般カードの三井住友カードNLを作成して利用を継続しインビテーションを受ける、という入会方法もあります。1年ほど要しますが、審査面に不安がある方も含めて検討してみてもいいかもしれませんね。
入会条件も、従来の三井住友ゴールドカードが満30歳以上だったところ、満20歳で本人に安定した継続収入がある方が対象となっています。審査の条件は正確には不明ですが、初めてのゴールドカードとしてぶっちぎりでオススメできるのもポイント。
基本還元率は0.5%と決して高い還元率ではありませんが、年間100万円利用での継続利用特典を加味すると、ポイント還元率が実質1.5%になります。
但し、逆に言うと100万円使わなければ0.5%還元ですし、100万円以上利用した場合は徐々に実質還元率が低下していくクセのある1枚です。
そういう意味ではしっかり家計管理や利用明細を確認できる方向けの1枚かもしれません。
とはいえ、どんなクレジットカードでも使う以上は家計管理や利用明細確認はしっかりこなしたいですね。
尚、年会費永年無料及び継続利用特典10,000Vポイントの条件(俗にいう100万円修行)の年間100万円利用の対象外となる取引も存在します。年会費の支払いやキャッシングの利用分の他、例えばモバイルSuicaなどの交通系電子マネーへのチャージ、楽天EdyやWAONなどのキャッシュレス決済へのチャージ、更にSBI証券でのクレカ積立も対象外です。
一般的な買い物はもちろん、auPAYやアマゾンギフトカードなどの一部キャッシュレス決済にも対象となる決済もありますので、対象になる決済は公式サイトFAQを確認してください。
Vポイントの出口戦略
2024年4月にTポイントと統合して新Vポイントが爆誕しました。ファミリーマートやマルエツなど、従来のTポイントを貯められた店舗でもVポイントが貯められるようになり、今後の展開に期待したいところです。
三井住友ゴールドカードNLでは200円の利用で1Vポイント、更に100万円利用達成で10,000Vポイントが付与されます。
こちらはもちろん1ポイント1円で利用できます。カード利用額支払いや対象店舗で直接支払いに充当する事はもちろん、VPOINTPayアプリにチャージして利用することも可能になりました。スマホのVISAタッチ決済にデビットカードとして登録する事も可能なので、利便性十分と言えるでしょう。
更に、SBI証券で新NISAの成長投資枠をつかった投資信託購入にもつかえます。
私はポイント全額、SBI証券で新NISA成長投資枠のインデックスファンド買い増しに使っています。
対象コンビニ・飲食店でタッチ決済すると7%還元。Oliveアカウント作成で更に?
ノーマルカードの三井住友カードNLとの共通サービスではありますが、セブンイレブン・ローソン・セイコーマートなどのコンビニやマクドナルド・サイゼリヤ・ガストやバーミヤンなどのすかいらーくグループの対象店舗などの飲食店でタッチ決済を利用した場合に限り高い還元率を誇ります。
通常のクレジットカード本体でタッチ決済した場合、通常の0.5%還元に+4.5%上乗せされて5%還元とこれだけでも高還元ですが、スマホにカードを登録してVISAタッチ決済もしくはmastercardコンタクトレス決済で支払った場合、2%上乗せされて7%還元となります。
更に三井住友銀行の展開するoliveアカウントを作成し、対象のサービスで条件をクリアすると最大20%還元まで還元率を伸ばせます。
…とはいえ、最大還元率を狙うには住宅ローン、生命保険、カードローン、家族ポイント5名分の設定、SBI証券で毎月1万ポイント以上の投信購入、等のハードルが高い条件があるので、最大20%還元を常時維持するのは非現実的と言わざるを得ないでしょう。
アプリログイン、選べる特典でVポイントアッププログラムを選択、SBI証券Vポイントサービスに登録して対象取引、などの比較的条件の低いものもあります。こちらをクリアして毎月10%前後の還元率を目指すのが現実的なラインでしょうか。
ちなみに私は毎月9.5%還元でお茶を濁しています。
…ただし、上記はすべてVISAタッチ決済もしくはmastercardコンタクトレス決済をした場合に限られます。
従来の磁気取引、カード差込、同じくタッチ決済でもiD決済した場合は例え対象店舗であっても従来通りの0.5%還元になりますので注意してください。
特にiD決済はスマホの操作込みで間違いやすいのでご注意ください。
会員サイト『ココイコ!』を使えば更に別の対象店舗でもポイント還元率アップ!
更に意外と便利なのが、会員専用サイトの『ココイコ!』で事前登録をすれば、上記の7%還元対象店舗とはまた別の対象店舗にて還元率をアップすることが可能です。
例えば、洋服の青山・AOKIで還元率+1.5%上乗せ、高島屋で+1.0%上乗せ、ジョーシン・ビックカメラとソフマップ・紀伊国屋書店などで+0.5%上乗せなどが挙げられます。確かに上記の7%還元と比較すると少々インパクトに欠けますが、十分高還元といえるのではないでしょうか。
また、こちらのサービスはスマホタッチ決済に限らず、店舗によっては実カードやiDで決済しても対象になるのもポイントです。(※店舗によって異なるので、詳細はココイコ!公式をご確認ください。)
また、金曜日に利用すると更に+1%上乗せされるサービスも。
事前登録はエントリー後30日間有効となります。事前登録が少々手間ですが、買い物に出掛ける際に確認してうまく利用したいサービスです。
私の場合2カ月に1回ぐらい近所のびっくりドンキーに食事しに行ったり、洋服の青山でワイシャツやネクタイを買ったり、ビックカメラでプレイステーション5を買う時にあえて使ったりと、生活圏に対象店舗は様々です。
SBI証券でのつみたて投信(含む新NISA)、3月に微改悪はあれど依然最強クラス
2024年1月から新NISAがスタートし、3月に関係法令の改正が施行され、クレジットカードで月10万円のつみたて設定が可能になりました。
そして、遂に大手ネット証券のクレジットカードつみたて投資におけるポイント還元ルール改正が出そろいました。
証券会社 |
対象クレジットカードと還元率 |
備考 |
SBI証券 | 前年度のカード利用額で変動
三井住友カードNL:0~0.5%(前年度10万円利用時) ゴールドカードNL:0~1.0%(前年度100万円利用時) プラチナプリファード:1.0~3.0%(前年度500万円利用時) ※プラチナプリファードを除き、入会初年度は上限還元率 |
2024年10月分から。
それ以前は前年度の利用額に関係なく、カードNL0.5%、ゴールドカードNL1.0%、プラチナプリファード5.0% |
楽天証券 | 楽天カード:0.5%
ゴールド:0.75% プレミアム:1.0% |
楽天PAY併用で毎月合計15万円までつみたて可能(0.5%還元) |
マネックス証券 | マネックスカード:5万円まで1.1%、5~7万円まで0.6%、7~10万円まで0.2% ※毎月10万円積み立てた場合、実質0.73%還元 | |
PayPay証券 | PayPayカード・PayPayカードゴールド:5万円まで0.7%、5万円超過分のポイント還元なし。 ※毎月10万円積み立てた場合、実質0.35%還元 | PayPayマネー併用で10万円までポイント還元対象にする事も可能(0.5%還元) |
auカブコム証券 | auPAYカード・auPAYゴールドカード:1.0% |
これまで前年度の100万円利用の条件はありませんでしたが、それでも積立金額に対して1.0%還元は業界最高水準。上位カードである三井住友プラチナプリファードの3.0%が目を引きますが、こちらは年会費33,000円と前年度500万円のカード利用が必要なので別枠と考えると、ここまで高い還元率は中々ありません。
尚、前年度100万円を利用しなかった場合は、年間10万円以上のカード利用で0.75%、10万円以下の場合0.0%(還元なし)となります。今後は最低でも年間10万円のカード利用は継続したいですね。
更に、投資信託の月間の平均保有金額に応じてポイントが付与される『投信マイレージサービス』で更にポイント還元を狙えます。例えば大人気の三菱UFJeMaxis slim全世界株式(オールカントリー)ですと年率0.0175%のポイント還元を受けられます。始めたてこそ恩恵は微小ですが、例えば新NISAの枠いっぱい1,800万円分を保有し続ける限り、年間3,150ポイントが入り続けるという計算になります。ただしあくまで平均保有金額をもとに算出するので、相場によっては更にポイントが還元されたり、逆に下がったりもあり得ますので注意が必要です。
SBI証券は楽天証券と並び、ネット証券界でトップクラスの取扱商品数と手数料の安さを誇ります。UIの使い易さや、日本経済新聞電子版が無料で読める楽天証券に劣るという意見もありますが、新NISAをはじめるならまず間違いのないネット証券会社と言っても過言ではないでしょう。
もちろん『ゴールドカード』ならではの特典も
やはりゴールドカードといえば、付帯の特典も気になるところ。もちろんこのカードを持っていれば他社ゴールドカードに匹敵する特典が付随します。
有名どころでは国内主要空港で対象カードラウンジが無料で使えます。
ですが…
このカード作成してから仕事が激務すぎて飛行機に乗るような旅行に行けてない…
…という状態なので、これについては今後利用する機会を確保してレビューしたいと考えています。
他にも最高2000万円の旅行傷害保険(国内外)、最高300万円のお買物安心保険、宿泊予約サービス「Relux」にて提供価格から5%(初回のみ7%引き)が利用できます。
旅行やお買い物好きな方ならうれしい特典ではないでしょうか。
『他社のゴールドカードより特典が控えめ』という声もありますが、この年会費の条件でここまでの条件が得られると考えれば十分と言えるかもしれません。
まとめ 三井住友カードゴールドNLの総評
このカードは万民向け…とまでは言いませんが、年間100万円のカード利用が見込める方ならまず持っていても間違いのない1枚ではないでしょうか。条件達成すれば年会費実質無料で持てるゴールドカードというのも高評価。また、対象店舗でタッチ決済すれば5~7%還元というのもかなり大きなメリットです。
更にSBI証券で積立投信購入1.0%還元も業界最高水準。ただし、今年3月のルール改定により前年度に100万円の利用をしていれば、という条件が付きました。確かに改悪ではありますが、業界最高水準の取扱商品数と手数料を誇るSBI証券で新NISA口座を開ける、という点ではかなり使い勝手が良いと思います。
新NISAで資産形成をしたい方含め、はじめてのゴールドカードとして検討されてはいかがでしょうか。
おまけ:100万円修行RTAの方法
最後にご存じの方も多いと思いますが、100万円修行をカード発行から1年と言わず一瞬で終わらせる、最も現実的な方法を書きます。
※RTA リアルタイムアタックの略称。ゲームなどで時間を競う際に用いられる用語。
- 三井住友ゴールドカードナンバーレスを即時発行で申し込む
- カード発行のメールを受信しクレジットカードの番号がわかり次第、Amazonギフトカード50万円分を2回に分けて購入する。
- Amazonギフトカードは有効期限が10年以内なので、少なくとも1年あたり10万円のペースでAmazonでのお買い物に充てる。
以上。
通信状況等々が良ければ1年どころか10分くらいで終わりそうですねぇ。
但し、利用枠上限が100万円に満たない方はこの方法をお使いいただけませんので、不足分は枠が復活してから改めてご購入ください。
いや誰がやるんだよこれ!!
…と、これはさすがにやりすぎですが。(本当にやった方がいたらごめんなさい)
1年以内に100万円利用が出来なさそうな場合、不足分をAmazonギフトカード購入に充てる、という手段もあります。
本当に困った際は試してみてください。Eメールタイプなら1回に15円~50万円まで購入できます。
※100万円修行の具体的な攻略方法は後日別記事にまとめたいと思います。
以上となります。
当ブログでは旅行と節約備忘録と題して、旅行記や、実際に使っているクレジットカードや格安SIMなどの実体験に基づくレビュー等々も書いていければと思いますので、良ければまた見に来てください。
それでは。
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