前回に引き続き数回に分けて、以前予告したエクスプレス予約を使ってユニバーサルスタジオジャパンに遊びに行った様子をお届けしたいと思います。
最終回の今回は、2024年3月に開業したばかりの北陸新幹線敦賀駅~金沢駅間の各駅周辺の見どころについて、開業前もよく北陸地方を訪れていた私の実体験に基づいて書きたいと思います。
定番の観光スポットとはちょっとズレた感じのオススメ紹介程度に読んで頂ければ幸いです。
それでは本編へ行きましょう!
敦賀駅。新しく出来た鉄道要塞を出発
さて、敦賀駅は前回の記事で駅前の様子を書かせて頂きましたので今回は省略。
敦賀駅始発東京行きのはくたか号に乗車して東京を目指したいと思います。
ちなみにE7系でした。W7系との違いは形式名と車内チャイムぐらいなのでわかりづらいですね。
そんな感じで東京を目指して出発進行。
敦賀の海が見えるー。…って
右下のあの線路はなんだ!?
地図にない線路を発見。
どうやら敦賀駅にやってきた貨物を敦賀港へ運ぶ敦賀港線という貨物支線があった名残なんだとか。
書類上は2019年に廃止と、つい最近ですね。(最後に列車が走ったのは更に10年前だとか)
風のうわさではSLを走らせて観光施設にする構想もあるとかなんとか。今後の情報に期待したいところ。
列車は敦賀を出て早速長い長いトンネルへ。かつてはJR北陸本線も北陸トンネルという長い長いトンネルで抜けていました。
越前たけふ駅。隣接の鯖江はメガネの街
今回開業した駅の中で、唯一並行在来線(ハピラインふくい)と接続していない駅。
旧北陸本線の武生駅とは3km離れています。
乗換は非現実的ですね。
さて、武生の隣接町である鯖江といえば世界的なメガネの街として有名。
なんと、国内産メガネフレームの9割超、世界全体で見ても2割という圧倒的なシェア数と技術を誇ります。
かつての金沢行きサンダーバードから、山に作られた巨大メガネを眺めたのは良い思い出。
この看板、折角なので北陸新幹線からも見える位置に作りませんかね…?
もちろん街にはめがねミュージアムなどメガネにまつわる観光施設もあります。
また、これまた武生の隣町の越前町にある陶の谷という地区は百人一首でも有名な平安時代の歌人、蝉丸ゆかりの地です。
『これやこの 行くも帰るもわかれては 知るも知らぬも逢坂の関』と聞けば、覚えている方もいらっしゃいますでしょうか。
諸国を流浪の末、最後にこの陶の谷で没したそうです。
陶の谷地区にはお墓があり、近くには上記の歌が記された石碑も。
坊主めくりでよく泣かされたせいで、一番最初に覚えた百人一首の歌が蝉丸のものでした。
また、お墓の近くにはかつて近くを走っていた福井鉄道鯖浦線の陶の谷駅跡があります。ホームや一部の線路がそのまま残っていて、廃線マニアの方にはたまらないスポットかもしれません。
福井鉄道鯖浦線は1972年に廃線になったそうです。
福井駅。最早説明不要の恐竜の街
さて、列車は福井駅に到着。
車内からもわかる特筆すべきポイントは、新幹線では珍しい1面2線の島式ホームであるという点。
県庁所在地の駅にしてはこじんまりした印象を受けます。
さて、福井といえば言わずと知れた恐竜の街です。県庁所在地の福井駅前には恐竜のオブジェクトがあるほど。
恐竜推しは県内各地に及んでおり、例えば福井駅始発のJR越美北線の終点である九頭竜湖駅も恐竜だらけ。駅に隣接する道の駅も恐竜だらけ。
ちなみに九頭竜湖自体はダム湖なので、恐竜が居た時代から存在する歴史のある湖という訳ではなさそうです。
また、九頭竜湖から九頭竜川を下って行った先にある永平寺町のえちぜん鉄道松岡駅の広域案内板は必見。
ドラクエだーっ!!
なんでも、永平寺町と福井大学の学生でドラクエ開発元に許可を得た上で2017年頃作成した看板なんだとか。
ファミコン世代ならクスっと来てしまうような小ネタが満載な看板なので、ぜひ見に行ってみてください!福井駅からえちぜん鉄道勝山永平寺線に乗り換えれば行かれます。(約20分)
竜は竜でもドラゴンのって事なのか!?
芦原温泉駅。こっちは福井県側
全国の新幹線でも、『温泉』を名乗る駅が2つ隣接するのはここだけではないでしょうか?
その中でも芦原温泉駅は福井県側にある駅です。
さて、実は次に紹介する加賀温泉は遠い昔に下車して温泉に入浴したことがあるのですが、芦原温泉の方は降りたことが無かったりします(汗)
ですが、芦原温泉の周辺には三国港、さらに東尋坊など観光名所は盛り沢山。
今度改めて観光しに来ようかしら?
いや芦原温泉の皆様本当に申し訳ありません(滝汗)
ちなみに乗り潰し目的でえちぜん鉄道三国港駅までは行ったことがあります。
何気に福井ってえちぜん鉄道と福井鉄道が市街地を走っていて鉄道で不便を感じなさそうな感じもします。
東京や大阪などの大都市と比べるのはともかく、私の出身地(N県某市)に比べたら全然ね。
加賀温泉駅。加賀大観音がお出迎え
ついに列車は石川県に突入。
二つ並ぶ温泉を名乗る駅でも、こちらは石川県側。
加賀温泉駅はなんといっても駅の近くにある『加賀大観音』が目立ちます。
相変わらずスケールがデカいなあ…
さて、加賀温泉駅は遠い昔、北陸新幹線はおろか廃止直前の特急雷鳥に乗って温泉に入りに行ったことがあります。
加賀温泉郷の一つに数えられる山中温泉、『菊の湯』さんですね。
加賀温泉の駅からバスで簡単にアクセスできます。
かの松尾芭蕉もこの山中温泉の湯に浸かり、「山中や 菊は手折らじ 湯の匂い」と詠んだそうです。
ちなみに当時の写真をチラ見せ
左:10年以上前の加賀温泉駅にやってきた普通列車
右:野々市駅付近で撮影した特急雷鳥
北陸新幹線の高架橋すらない!?
こんな頃もあったんですねぇ。
小松駅。手取川の戦いは『戦国最強決定戦』!?
小松駅に到着。
小松といえば空港もある駅ですので、石川県まで飛行機で来る方にはなじみの深い街かもしれませんね。ここまでくると、金沢の街ももう目と鼻の先です。
現状、東京~小松間のシェアは変化したのでしょうか?
ちなみに駅前は重機がたくさん。
というのも小松といえば世界シェア2位(アジアでは1位)の総合建設重機メーカーである小松製作所の発祥の地です。(現在本社は東京都港区)
さて、小松と金沢の間には大きな一級河川の手取川が流れます。
天正5年(1577年)、この川を挟んで上杉軍と織田軍との戦いの火蓋が切って落とされました。手取川の戦いです。
戦国時代の戦いとしては関ケ原の戦いなどが有名ですが、この手取川の戦いはカードだけ見れば『長篠の戦いで武田に大勝して勢い乗っていた織田信長(その数5万)』vs『武田信玄亡き後、越後の龍として信長包囲網の勢力を拡大させつつあった上杉謙信(その数1万)』という、正に戦国最強決定戦と言っても差支えのない戦かもしれません。(兵力数は諸説あり)
結果はなんと数に劣る上杉軍の大勝という結果に。
この結果から、上杉こそ戦国最強と唱える方も少なくはないのではないでしょうか。
しかし、この戦いは柴田勝家と不仲であった羽柴秀吉が勝手に離脱したり、同時期に松永久秀の離反等が重なり信長が参陣していなかった説もあるなど、実は柴田勝家vs上杉謙信の戦いだったのではないか、という説が現在では一般的になっています。
松永久秀はこの後信貴山城に籠って平蜘蛛茶釜に火薬を詰込み、自ら火をつけました…(これも諸説あり)
ある意味で謎の多き一戦。
だが、それがいい。歴史マニア心をくすぐる一戦です。
ちなみにそんな謎の多き戦国最強決定戦に思いを馳せるスポットがIRいしかわ鉄道小舞子駅(小松駅から3駅)の近くにあります。
この呉竹文庫の近くに、石碑が立っています。
『上杉に逢うては織田も名取川 はねる謙信逃げるとぶ長(信長)』と、この手取川の戦いを現した狂歌が刻まれています。
石碑の近くからは手取川が一望できます。
ちなみに私のご先祖様は上杉家に仕えた武将だったそうです。武田に滅ぼされたので手取川の戦いには参陣してませんが。
ちなみに信長の野望シリーズで遊ぶときは必ず武田家を滅ぼします。
金沢。そして、東京へ。
さて、今年3月に開業した区間も金沢に到着し、おしまい。
ここからは2015年3月に開業した区間、1997年10月に開業した区間と切り替わりますが、そちらの紹介はまたの機会にでも。
金沢で新幹線とサンダーバードを乗り換えしていた頃はよくゴーゴーカレー金沢駅総本山でカツカレーを頂いていたんですが、今回からはしばらくなさそうです。残念。
今回は乗り換えなしでそのまま東京へ帰りました。
まとめ イヴェルカーナはまたお家で狩る
というわけで5回ほどにわけてひとりUSJの様子をお届けしましたが、いかがだったでしょうか。
ひとりでも道中や楽しみ方を工夫すれば全然楽しめるなー、というのが今回の全体的な感想です。
最後になりましたがモンスターハンターシリーズ20周年おめでとうございます。
私は今日もアイスボーンのMR999を目指してミラボレアスやムフェトジーヴァと対峙させて頂きます。え?歴戦王イヴェルカーナ!?なんだっけそれ!?(←苦手)ちなみにこれを書いている時点でMR555。
最新作のモンスターハンターワイルズも楽しみですねえ。
北陸新幹線が大阪まで繋がる日はいつの日か…
早期実現を期待しております。
今回は以上となります。
当ブログでは旅行と節約備忘録と題して、旅行記や、実際に使っているクレジットカードや格安SIMなどの実体験に基づくレビュー等々も書いていければと思いますので、良ければまた見に来てください。
それでは。
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