どうも、十代目てらいちです。
今回から数回に分けて、以前予告したエクスプレス予約を使ってユニバーサルスタジオジャパンに遊びに行った様子をお届けしたいと思います。
モンスターハンター20周年を記念して、大阪にあるユニバーサルスタジオジャパンでは2024年6月30日までの期間限定でUSJでモンスターハンター関係のアトラクションが復活しました。今回の目的は、こちらに参加する事です!!
1回目の今回は、準備編という事でそもそものエクスプレス予約について書きたいと思います。
エクスプレス予約がどんなサービスか、プラスEXやスマートEXとの大まかな違いや意外と知られていない落とし穴と対策方法なども交えながら書かせて頂きます。
結論
- 2017年に『エクスプレス予約』と『プラスEX』はサービスが統合されたため、現状では申し込みしたクレジットカードによる会員区分以外の大きな差はない。『スマートEX』は年会費無料な分、エクスプレス予約より割引率が低下。
- エクスプレス予約(プラスEX含む)は年会費1,100円が発生するものの、常時会員価格で東海道・山陽・九州新幹線に乗車出来る為、例えば東京~新大阪間なら年に片道3回以上乗車する場合なら元を取れる(乗車区間による)。
- 年間に2~3回程度しか東海道・山陽・九州新幹線に乗らない場合は年会費分損してしまう場合が殆どのため、年会費無料の『スマートEX』への入会がオススメ!スマートEXはほとんどのクレジットカードで入会可能で、紙のきっぷより割引されます
- エクスプレス予約・スマートEX両者とも、JRの運賃計算の特性(遠距離逓減制)上、新幹線以外もJR線を利用する場合はe特急券+従来の紙の乗車券で乗車しないと高上りになるパターンも!価格の比較はEX予約運賃ナビを使おう!!
- 早特などの各種会員限定割引商品を使えば更にお得。但し2024年6月現在、エクスプレス予約とスマートEXの早特に価格差ほぼなし!
エクスプレス予約とは。スマートEXとの違い
エクスプレス予約(EX予約)は、JR東海、JR西日本、JR九州が運営する東海道・山陽・九州新幹線の有料会員制のチケット予約サービスです。
入会には、JR東海が発行する『JR東海エクスプレス・カード』、JR西日本が発行する『J-WESTカード(エクスプレス)』、JR九州が発行する『JQ CARDエクスプレス』のいずれかを所持、もしくはJR東日本が発行する『ビューカード』の別料金オプションの『ビューエクスプレス特約』に申し込むことで入会できます。
何れも1,100円の年会費がかかるクレジットカードもしくはオプションですが、エクスプレス予約に入会する際の年会費が追加でかかることはありません。
また、三井住友カードやアメリカンエクスプレスなどの一部クレジットカードからでも、元々かかるカードの年会費に加えて1,100円のエクスプレス予約の年会費を支払えば、『プラスEX会員』としてエクスプレス予約に入会することが出来ます。
以前はエクスプレス予約会員とプラスEX予約で年会費やサービスに違いがありましたが、2017年に統合されました。
また、その他のクレジットカードでも『スマートEX』へ入会することでほぼ同様のサービスを利用することが可能です。
尚、エクスプレス予約とスマートEXの違いは、エクスプレス予約会員の場合、年会費1,100円が必ず発生しますが、その分スマートEX会員より若干安い料金設定の場合があります。
例えば東京~新大阪間の場合、エクスプレス予約の方がスマートEXより片道あたり300円程安く乗車できます。
対するスマートEXは割引額が下がる分、年会費無料で幅広いクレジットカードから入会申し込みが出来るので、新規にクレジットカードを発行しなくてはいけない手間が省けます。
値段的にも、1年間に何度も東海道山陽新幹線に乗車するようならエクスプレス予約、乗っても2~3回程度ならスマートEX、という棲み分けがいいかもしれませんね。
他にも以前ならエクスプレス予約会員ならグリーンポイントプログラムが利用できましたが、2023年12月を以てポイント付与終了、2024年6月30日までのポイント利用分を以て終了しました。
ちなみに、ご自身がお持ちのクレジットカードでエクスプレス予約に入会できるかどうかは、カードナビから調べることが出来ます。対応していない場合はスマートEXへの入会を検討しましょう。
なお、入会にはいずれかのクレジットカードが必要となることから、与信審査の関係で実質的に18歳未満未満及び高校生は入会が出来ません。
エクスプレス予約のメリット、『紙のきっぷより常時安い』『発車時刻前なら予約変更が何度でも出来る』『チケットレスで新幹線に乗れる』
エクスプレス予約は、なんといっても単純に新幹線に乗るだけなら常に紙のきっぷより安く、しかもチケットレスで乗車できる、という点にあります。例えば、東京~新大阪間ののぞみ指定席であれば従来通りの紙のきっぷで乗車した場合14,870円かかりますが、エクスプレス予約なら14,230円で利用できます。
もちろん自由席でも紙のきっぷなら13,870円のところエクスプレス予約なら13,620円と、お得に乗車することが出来ます。
もちろん、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始も例外ではありません。近年繁忙期料金が採用されたためのため多少値段が前後しますが、通常の紙のきっぷよりお安く乗車できます。
更に、窓口に行かなくてもパソコンやスマートフォンからチケットが予約出来る、しかも予約した列車の発車時刻前なら予約変更が何度でも手数料無料というメリットもあります。
紙のきっぷだと予約変更は1回までですからね
そして、会員証もしくは事前に登録したICカードがあればチケットレスで新幹線に乗られるという利便性も得られます。
最近削減傾向で混雑気味の窓口に並ばなくても新幹線に乗れる、というのが非常に大きいのではないでしょうか。
ただし、これはあくまで単純に新幹線に乗るだけなら、の話し。
次に意外と知られていないデメリットを書きます。
エクスプレス予約のデメリット。『新幹線以外も一定距離以上JR在来線を利用する場合、高上りになる場合があります!!』
例えば、東京~新大阪間を新幹線、新大阪~白浜間を特急くろしおで移動した場合。
乗車券10,670円、新幹線特急券5,810円(のぞみ指定席通常期)、特急くろしおの特急券2,730円の合計で18,540円となります。
対してエクスプレス予約を利用した場合、東京~新大阪間の新幹線14,230円、新大阪~白浜までの乗車券と特急券が6,140円となり、20,370円となります。この場合、エクスプレス予約を使った方が高上りになります。
なぜこんな事が起こるのか?
それは通常の紙の切符の場合、乗車券を『東京~白浜(経由:新大阪)』の1枚で発行できるという点、加えてJRの運賃形態的に長距離を乗れば乗るほど距離あたりの単価が下がっていく傾向にあります。俗に遠距離逓減制と呼ばれています。
対してエクスプレス予約の場合は、乗車券部分はあくまで新幹線区間のみ有効となる料金形態をとっているため、新幹線利用区間以外の運賃は都度打ち切っての計算となってしまうという点があげられます。
今回の計算は2024年3月に新幹線から在来線特急に乗り換えた場合の乗り継ぎ割引が廃止となった後の特急料金で計算しています。
もちろん東京駅から自宅の最寄りのJR駅までの運賃も、紙のきっぷであれば1枚に集約して遠距離逓減制運賃を採用できますが、エクスプレス予約の場合は別途発生し、状況によっては高上りになる事も全然あり得ます。
特に大きいのが、紙のきっぷならJRが定める東京都区内のJR駅どこから乗っても同じ運賃でしたが、エクスプレス予約の場合、東京駅までの運賃が別途発生してしまいます。
もちろん私の今回の場合の新大阪駅からユニバーサルシティ駅までの運賃も紙のきっぷなら大阪市内扱いになるため発生しませんが、エクスプレス予約なら230円が別途発生します。
但し、このデメリットについては救済手段があります。
デメリットの救済手段
救済手段その1 e特急券を予約し、乗車券を別途申し込む
エクスプレス予約は新幹線特急券だけを申し込めるe特急券という制度があります。
乗車券は別途紙のきっぷで用意する必要と、予約後に新幹線特急券を紙のきっぷで受け取る必要がありますが、この制度を使うと上記の東京~新大阪乗り換え~白浜の計算式で言えば、紙のきっぷ18,540円のうち新幹線特急券5,810円がe特急券での特急券代5,320円に差し変わる形での割引になるため、合計18,050円で利用することが出来ます!
最安!
救済手段その2 早特を使う
早特はエクスプレス予約・スマートEXを利用する最大にして最強のメリットです。
事前に予定を決める必要、商品によっては予約変更が出来ない、商品によっては設定されていない期間や区間がある、などの制約が発生しますが、例えば早特ワイド28を使って東京~新大阪をのぞみ普通指定席に乗車した場合、12,240円で利用できます!
これを使えば、上記の東京~新大阪乗り換え~白浜の計算式に当てはめれば2つ目のエクスプレス予約で東京~新大阪+特急くろしおの紙の乗車券と特急券の金額のうち、エクスプレス予約の部分が14,230円から12,240円に差し変わるので、合計18,380円で乗車できます。
…と、今回はe特急券+紙の乗車券に軍配が上がりましたが。例えば秋葉原駅からユニバーサルシティ駅まで乗りたい場合は、e特急券(東京~新大阪)+紙の乗車券(東京都区内~大阪都区内)14,230円に対して秋葉原~東京間150円+早特28ワイド12,240円+新大阪~ユニバーサルシティ間230円の合計12,620円と、大差で早特の方に軍配が上がるパターンも存在します。
新幹線乗降駅から近い駅までの移動だけなら早得、遠い駅ならe特急券、という棲み分けがわかりやすいかもしれません!
どの買い方が一番安いかは「EX予約運賃ナビ」で調べると簡単!!
ここまでいくつかパターンを紹介しましたが、結局どの買い方をすればいいのかわからない!という方にこちらのサービスを紹介します。
このEX予約運賃ナビを使えば、e特急券と通常の乗車券の場合と、エクスプレス予約と新幹線駅から最寄り駅までの運賃を別で支払った場合を比較することが出来ます。
早特の値段は反映されませんが、検索結果のうち、EX予約サービスで出てきた計算結果の新幹線乗車区間の値段を早得の値段に差し替えて電卓で計算しなおせば簡単に料金比較することが出来ます。
ご自身の乗車パターンに応じて調べてみましょう!
今回は実際に早特21ワイドを使って予約してみました!が、ここに落とし穴が!!
最もお得なのは早特28ワイドですが、予定日が決まったのが28日前を過ぎていたため、今回は早特21ワイドを予約しました。
早特21ワイドは確かに値段で言えば早特28ワイドより割高ですが、21日前まで申し込み可能な点と、早特28ワイドは予約変更が出来ないというデメリットが存在します。価格差も東京~新大阪間なら片道あたり130円程なので、ここはあえて利便性を取る事にしました。
早得28より割引率が落ちるとはいえ差額を払えば予約変更が出来る点や、1回利用すれば年会費の元を取れる価格設定なのは嬉しい!!
…と、思ったんですが。
実は2024年6月現在、公式サイト調べで早特21ワイド及び早特28ワイドについてはエクスプレス予約とスマートEXとで価格差がありませんでした!!
………。
これ、グリーンプログラムが廃止された現在では、早特利用が前提の場合、スマートEXで良くないか…?もちろん前述の通り、早特を使わない場合はエクスプレス予約の方が安く乗れますが。
言い方を変えると、早特21ワイドや早特28ワイドを1回だけ使うためにスマートEXに入会するのも全然アリなんじゃないでしょうか?
今年分も継続でエクスプレス予約の年会費は支払ったから今年1年はエクスプレス予約使うけども、現状のままなら来年以降は見直した方がいいかもしれませんね…
ただし、この後。
エクスプレス予約会員で良かったと思える事象が発生する…?
前日、そして
さーて、全部の手配が終わって前日になりました。
明日はいよいよUSJでイヴェルカーナ討伐。わくわくしておりました。
そういえば明日の天気はどうなるんだ?
明日の天気予報を見よう。
テレビをつけるも、流れる天気予報に絶句。
明日は台風の接近に伴い、西日本を中心に全国的な強風や線状降水帯の発生確率が大変高くなっております。警報級の大雨となる見込みで、災害発生にも十分警戒を…
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……………。
やめとくかぁー………。
以上となります。
当ブログでは旅行と節約備忘録と題して、旅行記や、実際に使っているクレジットカードや格安SIMなどの実体験に基づくレビュー等々も書いていければと思いますので、良ければまた見に来てください。
それでは。
これでいいのかぁーーーーーー!!!???
※次回に続きます。
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